元保育園看護師が教える!児童施設の看護職求人の見つけ方

●サイト管理人(筆者)のプロフィール
3年制の看護学校卒業後、病院の外科病棟に2年間勤務し、結婚・出産を経て退職。

育児ブランク後に保育園の看護師として復職し、2年半勤務しました。さらに転職をして現在は総合病院の内視鏡室で働いています。

●当サイトについて
児童施設は看護師の職場としてはマイナーな部類に入ります。そのため、インターネット上の情報も少なく、今までに知り合いの看護師に相談されたことが何度かありました。

私自身も保育園の求人を探している時、実際に保育園で働いている看護師さんのブログが参考になった経験があり、それが当サイトを始めるきっかけになりました。

保育園(保育所)、託児所、幼稚園といった児童施設の仕事に興味がある看護師さんは是非参考にしてみて下さい。

保育所や保育園、託児所の看護師になるには

近年では児童施設に看護師を常駐させているところが増えてきました。子供が好きな看護師さんや、医療行為のリスクが少ない職場で働きたいと思っている看護師さんの職場選択肢の1つになります。

保育園や託児所で働くためには、看護師資格以外に特別な資格は必要ありません。

また、看護師としての経験年数に関しては、雇用先の方針によって求めるものが違ってきます。即戦力になるベテラン看護師だけを採用している職場もあれば、スキル以外の部分を重視して採用している職場もあります。

そのため、新人看護師やブランクがある看護師でも、応募先をしっかり選べば全く問題ありません。

児童施設の看護師求人の探し方 ~私が実践した2つのこと~

まず、理想の職場の条件を設定する

児童施設で働く看護師の給与や福利厚生などの待遇面は職場によって大きな差があるので、自分が求める条件をある程度設定しておきましょう。

⇒年収◯◯◯万円以上、有給消化率100%、扶養内勤務可、通勤しやすい立地、育児休暇や介護休暇などの完備 .etc

自力で求人を探さずに、看護師専門の求人サイトを利用する

当時、育児ブランクがあった私は、復職前のトレーニングのつもりでデイサービスや訪問看護のアルバイトをしていました。

その時も看護師専門の求人サイトを利用して求人を入手していたのですが、最終的には同じ求人サイトで保育園の求人も紹介してもらいました。

看護師求人サイトを使うメリット
「保育園や企業内診療所、学校保健室など、医療機関以外の希少求人が見つかる」というのが求人サイトの最大のメリットです。

ハローワークなどの一般的な求人媒体や自分一人の力だけでは見つけにくい求人を簡単に手に入れることができるので、求人サイトを利用することで選択肢を何倍にも増やすことができます。

他にもこんなメリットが…

  • すべてのサービスを無料で利用できる
  • 求人探しが簡単になる(検索機能&アドバイザーからの直接紹介)
  • 非公開求人も紹介してもらえる
  • 普通なら求人票に載らないこと(人間関係や職場の雰囲気など)もわかる
  • 各種手続きの代行や、採用対策に関するサポートなどもしてもらえる


私が求人サイトに登録し、保育園の求人を紹介してもらい、採用に至ったまでの流れ

私の場合、インターネットや人づての情報を元に『医療機関以外の案件が多いといわれている求人サイト』にいくつか登録しました。

そして、求人サイトのアドバイザーに「保育園の常勤看護師として働きたい」という意向を伝えておき、希望のエリアで新着求人が出たら毎回紹介してもらえるようにしておきました。

メールで新着情報が送られてくるので、気になった求人があったら詳細を問い合わせるという流れです。

結果的に時期や条件ともにベストに近い求人を紹介してもらい、履歴書添削や面接のアドバイスなどをフルに活用して採用に至りました。

ちなみに、その時の紹介してもらった求人は、その保育園のホームページや他の求人媒体などに公開される前のものだったので、面接の時点で応募者は私一人だったらしいです。

保育園の求人探しにおすすめの求人サイトはココ!

  • 求人サイトの登録・利用は全て無料です。パソコンやスマートフォンで公式サイトにアクセスし、簡単な記入を済ませると登録が完了します。
  • 現在求人を探していない方でもでも登録できるので、実際の求人を見て情報収集したり、アドバイザーに就業相談したり、自由に活用してみて下さい。
ナースではたらこ

求人数が1番充実していたのが『ナースではたらこ』です。私が求人を探していた名古屋市周辺の保育園のほぼ全ての求人をカバーしていたと思われます。

看護師が勤務する施設の情報を10万件近く扱っているというのは業界ではトップクラスの規模らしいです。

そのため、保育園ナースを探そうと思っても他の求人に埋もれてしまって逆に大変かな?と思ったんですが、そんなことはなく、公式サイトの検索機能やアドバイザーの方の紹介でスムーズに探すことができました。

⇒ナースではたらこ【公式サイト】

●『ナースではたらこ』の基本データ
運営:ディップ株式会社
対応エリア:全国
拠点:東京/大阪/名古屋/横浜/福岡/京都

大手人材紹介会社ディップが運営する看護師向けの転職支援サービスです。ディップは「はたらこindex」という女性専門の転職支援サービスも行っているので、看護師向けの「ナースではたらこ」でも女性目線の手厚いサポートが期待できます。


マイナビ看護師

最終的に私が応募して採用をゲットしたのが、『マイナビ看護師』で紹介してもらった求人です。同じ求人を『ナースではたらこ』でも紹介してもらいましたが、『マイナビ看護師』の方が少しタイミングが早かったので、そちらからの応募になりました。

学生や一般職向け就職支援を行っているマイナビだけあって、学校や企業、児童施設の求人が充実しています。

アドバイザーの方も親切で、履歴書の添削だけではなく、いつでも気兼ねなく質問や相談ができたのでストレスなく入職の準備を進めていくことができました。

⇒マイナビ看護師【公式サイト】

●『マイナビ看護師』の基本データ
運営:株式会社マイナビ
対応エリア:全国
拠点:東京3拠点/札幌/船橋/さいたま/横浜/名古屋/京都/大阪/神戸/福岡

大手人材紹介会社マイナビグループが運営する看護師向けの転職支援サービスです。求人先に関する独自調査に力を入れており、定着率の低い職場は紹介しない方針で運営されています。


看護のお仕事

『看護のお仕事』は、他の看護師求人サイトに比べるとまだ運営歴が短めの求人サイトです。

保育園のような人気求人の紹介に力を入れており、「看護師が喜ぶ求人が充実している」という点で、後発のサービスならではのがんばりを感じました。

⇒看護のお仕事【公式サイト】

●『看護のお仕事』の基本データ
運営:レバレジーズ株式会社
対応エリア:全国
拠点:東京(渋谷/立川)/埼玉/千葉/大阪/愛知/福岡/佐賀/京都/広島/札幌

IT分野で有名なレバレジーズが運営する看護師向けの転職支援サービスです。サポートや求人収集の質の高さはもちろん、使いやすいサイト機能といったIT分野の強さを活かしたサービスが特徴です。

不満はありましたが一番楽しかった仕事です

私は今は病院看護師として働いていますし、これまでも訪問介護やデイサービス等の経験があります。しかし今まで一番楽しかったのはやはり保育園看護師としての仕事ですね。

勿論、保育園看護師の時にも悩みはありました。例えば一日中保育に終われ、自分の仕事がなかなか出来ない事はしょっちゅうでした。私が働いていた保育園では看護師も保育業務をしなければならず、看護師としての業務をする時間を作るのが難しかったのです。

その為、看護師が作成しなければならない書類業務等は家へ持って帰って行う毎日でした。残業は殆どありませんでしたが、逆に言えば家へ持って帰っての仕事は無給な訳です。一日1時間~2時間は家で仕事をしていたので納得出来ない面がありましたよね。

とは言え子供達の可愛い姿を見ると不満も吹き飛んでしまうのが保育園での仕事だと思います。悩みや大変な面も多々ありますが、また近場で良い職場が見付かれば保育園看護師として働きたいなと思っています。

保育園看護師の仕事内容

保育園看護師の仕事内容は意外と幅が広いです。園児が怪我をしたり病気になった時の手当てや、病院が必要かどうかの判断、そして毎日の検温や体調観察は基本的な業務です。更に感染症対策の為の手洗い・うがいや、園内の衛生状況を把握し、時には改善を意見する事も重要な仕事です。

保育園によっては病気や障害を持った子供も預かっているため、看護師として医療行為が求められる所もあります。また看護師としての仕事だけでなく、保育士と同じ様に授業やレクリエーションに参加する保育園もあります。保育園によって看護師色が強い所もあれば保育士色が強い所もあるので、入職の際には仕事内容を十分に聞いておくと安心ですね。

保育園看護師として働くには看護師資格さえ持っていれば大丈夫です。しかし保育園が求める仕事の内容によっては更なる勉強や資格取得が必要な事もあるでしょう。いずれにしよ保育園看護師への転職を成功させるには、どのような看護師が求められているかを知る事がポイントになってきます。

子供の発育・発達について知識を深めておく

保育園看護師として働いていた時に園児のお母さん達からよく聞かれたのが「子供の発育」についてです。保育園へ通うくらいの年頃は発育の個人差が激しく、見た目にも出来る事にも違いがあります。その為に「自分の子供の発育状況は正常なのだろうか?」と不安を感じるお母さんは多いんですね。

しかし発育については十分な知識が無いと安易に答えられないと感じました。最も個人差が激しい時期なので見極めがとても難しいのです。単純な発育状況だけでなく、自閉症スペクトラム (ASD) 、注意欠陥・多動性障害 (ADHD) 、学習障害 (LD)等についても知識や経験が無くては難しいでしょう。

看護師は医師ではないので明確な回答をする必要はありませんが、しかしやはり発育や発達に関する知識は高めておいた方が良いです。勿論そういった子供の扱い方も熟知している必要があるでしょう。

保育園看護師は意外と幅広い知識が必要なので、常に勉強が必要な職業です。各種資格の取得も積極的に考えていかれると良いでしょうね。

保育園看護師の給料について

保育園看護師の仕事は何だかんだ言って子供達は可愛いですしお薦めです。勿論好きだけでは難しい面も多分にありますが、それは仕事ですから何処でも当たり前でしょう。保育園での仕事は大切な子供達を守る、大きな遣り甲斐を感じられるものなのです。

但し病院看護師から保育園看護師へ転職をした場合、給料が少なくなるのはやはり避けられません。保育園では夜勤が無いというのもあるのですが、元々の基本給も低い事が多いです。また交通費や残業代、そしてボーナスが満足に出ない事もある為、お金の面の確認はしっかりしておいた方が良いでしょう。

ちなみに私の場合は勤続1年を過ぎてから保育園側と給料について交渉を行ないました。交渉によって交通費半額負担から全額負担へと変わり、基本給も少しですがアップしてもらう事が出来ました。中にはこういう交渉が可能な保育園もあるので覚えておくと良いです。また経験やスキルによっては入職前でも給料や待遇の交渉が可能な場合も多々あると思います。

保育園看護師へ転職する際の注意点

保育園看護師の仕事は苦労も多いですが私的にはやはりお薦めです。特に病気を持った子供を預かる保育園では看護師の存在が非常に重要になって来ます。子供の安全を守るだけでなく、親御さんが安心して働きに出られる環境を作る事で社会に大きな貢献が出来るのです。

しかし保育園看護師へ転職をするなら覚えておかなくてはならない事があります。一つは看護師としてのスキルアップが出来なくなる事です。特に病院でバリバリ働いていた方が転職をされた場合、漠然とした大きな不安が出て来るかもしれません。そして二つ目は保育園看護師から再び病院へ戻りたいと考えた時、保育園での経験は病院側から見るとブランクとなる事です。保育園の仕事は楽しく遣り甲斐も大きいですが、反面デメリットもあるんですね。

ちなみに私も保育園看護師から病院へ戻る時は結構苦労をしました。不安もありましたし体力や技術も最初は全然付いて行きませんでしたから。しかしやはり保育園の仕事は魅力が大きいので、恐らくあと10年くらいしたら再び転職すると思います。

保育園へはブランクがあっても転職出来る?

ブランクがあっても保育園に転職が出来るか?と聞かれた事が何度かあります。保育園看護師の仕事は育児ブランク中の方が希望される事が結構多いんですよね。病院勤務のように夜勤が無いですし、時間通りに帰れる所が多いのが理由でしょう。そして何よりも育児の楽しさを知った方にとっては非常に魅力的な職場に映るのだと思います。

ではブランクがあっても大丈夫か?というと全く問題無いと思います。実際に私自身が育児ブランクを経て保育園への転職を果たしました。但し病院勤務があまりにも短いとブランクが有る・無いに関わらず働くのは難しいですね。殆どの保育園では臨床経験3年以上を求めており、年数をクリアしていればブランクがあっても転職が可能となっているんです。

ちなみにブランクがある方は”医療の感”を、研修である程度取り戻しておいた方が安心して働けます。例えば小児救急研修を受けておけば面接でもアピール出来、仕事にも当然役立つのでお薦めです。特に小児科経験が無い方は研修を受けておくのは必須と思います。

看護師と保育士の認識の違い

保育園看護師として働いていた間、基本的には仕事に満足をしていました。仕事ですから大変な面も多々あったのですが、やはり子供が好きであった事、そして保育士との人間関係も良好だった事で楽しく業務に携わる事が出来ました。

ただ一つ仕事がし辛いと感じた点がありました。それは看護師と保育士の認識の差がなかなか埋まらなかった事です。保育園看護師は子供の怪我や健康を守る為に働いている筈なのですが、看護師からの意見・助言をあまり重要視してくれないのです。特に長く勤めている保育士程、子供の状態を長年の経験とカンで判断したがります。「念のために・・・」という看護師の意見を尊重してくれない事が多々ありました。

衛生管理の面でも同じで、時間に余裕のある時は決められた事を守ってくれますが、忙しいといい加減な対応になっていました。看護師と違って保育士は病気の怖さを知らない為、全てにおいて認識が甘い事を覚えておくと良いです。これから保育園看護師になられる方は保育士の教育も重要な仕事と思っておくと良いですよ。

保育園看護師へ転職するのに必要なスキルは?

今は別な分野で活躍をしていますが、保育園看護師の仕事もなかなか気に入っていました。意外と大変なので「子供が好き」というだけでは勤まりませんが、しかしやはり私としてはお薦めの職業だと思います。

ちなみに元保育園看護師という事で看護師仲間からはよく転職相談をされます。保育園看護師の仕事は今人気が高まっている為、転職チャンスを狙っている方は多いんですよね。

一番聞かれるのが小児科の経験についてですが、十分な臨床経験があれば必ずしも小児科に勤めた経験が無くても大丈夫と思います。但しあった方が当然採用率はアップしますから、パートでも良いので働いておくと良いでしょうね。自分自身も多少の経験があった方が入職後に困らないと思います。

また仕事をしていて実感したのが緊急対処が出来ないと困る事でしょうか。保育園ではいざという時に必ず必要になるので研修を受けるなりして準備をされると良いと思います。そして保育園によっては障害を持った子供も居ますから、障害児に対する対処方法も学んでおく必要がありますよ。

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